ときどき

日々の、ちいさな記録

馴染んでいく4月

新生活が始まって何週間かすぎた

 

今でもやっぱり、前に住んでいたまちの様子や

スーパーまでの道のり、あの角の花屋さん

ベランダから見える景色、野球少年たちの声

いろいろなことを思い出しては、愛おしくなる

少し戻りたくもなる

 

4年もの時間をかけて、一つの場所のことをとても大切に思うことができた

新しいこの場所も、いつかそう思える日がくればいいな

 

あと、仕事はやっと楽しくなってきたし

子どもたちは可愛いな〜面白いな〜って思えるようになれた

少し成長!

 

 

 

731日

付き合って2年が経ちました

 

2年を経て前よりも楽しめることや話せることが増えた

いろんな顔を知れたし見せた

 

 

すきな人とご飯を食べることがとても楽しいこと

すきは言っても価値が下がらないこと

ありがとうは言われるとすごく嬉しいこと

考えすぎなくても大丈夫なこと

心配しすぎなくても大丈夫なこと

泣いてもいいこと

 

思い返せば、色々なところに

教わったこと気付かせてもらったことが溢れ

本当にたくさんの時間を過ごしたんだと実感する

どれだけ大切に時間を過ごしても、否応なしに過ぎていってしまう

限られた時間の中で、わたしは何をどれだけ大切にできるかな

よく分からない、あまり自信もない

でも、できるだけ誠心誠意、初心を忘れず

たくさんの愛で溢れる人でありたいね

恋人にも友達にも家族にも

明日も愛おしい日々が続きますように

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一年経って思うこと

この「ときどき」を始めて

先月末で一年経ちました。

 

自分の力のために始めたことだったけれど

いつの間にか、楽しみとして続けられるようになっていった

それは、いつも読んでるよと声をかけてくれたりメッセージをくれたりするあなたとか、何かを感じ考えてくれるあなたがいるからなのであります

本当にありがとうございます

 

一年続けたからといって、劇的に変わったことは特にありません

でも、それで充分だと思っています

誰かに何かを伝えることや、

伝えるために推敲することが楽しいということを

わたしは知っています

それで充分です

 

では、またお会いしましょう

だいすきです

 

 

 

 

 

すいかの匂い

楽しい時間をどれだけ大切に過ごしても

時間は否応なしに過ぎてしまう

過ごした時間より、終わってしまうことに目が向いてしまうのはいつもわたしの方だ

 

別れ際にはだいたい

また次の楽しみのためにがんばろうとか、

そういう励ます言葉をかけてくれている

わたしの方は、返事はしつつもそれどころじゃないんだと

今、かけてくれる言葉を思い出せないことで気付かされました

 

22ヶ月という時間をかけて、わたしとこうちゃんは

楽しめることや話せること、見せられる顔が前よりずっと増えました

とても嬉しくて思い出すだけで頬がゆるむ

これからも、少しずつ積み重ねていけますように

 

ps.『すいかの匂い』は、江國香織さんの短編小説です。私はとてもすきです。

 

 

 

児童文学について

わたしは昔から本を読んでいたわけではないです

特に、海外の児童文学からは遠い人生を送ってきた

小さい頃本を読んだ記憶といえば、3びきのこぶたを寝る前に読み聞かせてとせがんだことと、暇な時に同じ昔話集を何度も読んでいたことくらいだと思う

 

そんなわたしが、大学に入り文学のゼミに入ってからあれよあれよと児童文学に魅了されていった、おもしろいくらいに。

先生と、物語に出てくる人の話をするのはとても楽しかった。あの子のあれはわたしにはできないとか、あの場面がすごくよかったとか

その時のワクワク、胸の高鳴りは何にも代えられないね

 

 

正直、児童文学を読んで育っていないと大人になってから取り戻すのは難しいと思っていた

実際のところ、はじめは、ちゃんと読んでみてもおもしろいとは思えなかった

もう、子どものときの感覚はないし、色んなことを知ってしまったから

そのことを、私の尊敬する絵本作家さんにお会いしたとき話してみた

悔しいんです、と 読んで育っていたらどうだったかなって思うんです、と

そうすると、その作家さんは、まだ遅くないよ

今の感覚も今しかないんだから

と仰ってくれた。

なんだか、すごく楽になった

あぁ、本を読むことはこんなにも自由なんだ、自由でいいんだって思った

 

子どもが、本を通して色んな子どもや大人に出会うことにはとても大きな価値があると思います

来年からは、クラスの子にできるだけ毎日読み語りをしたいです。これが、私の目標です。

子どもに本を与えるだけではダメ。

「一緒に読む」というのがとても大切。

本の内容を共有して、一緒に想像してほしい。

街の様子、主人公の声、嬉しい気持ち、悔しい気持ち、美味しそうなご飯、よく分かんない地名、なんでもいい

とにかく、大人と子どもが一緒に時間をつくって一緒に読むことです。

あと、いい本かどうかは自分の目で確かめないと分かりません。自分の目で確かめても、最後は読んだ子どもがいい本だったかどうか決めるものだと思う。

だからこそ、先生や大人は引き出しを多く持っていないとね

なんでも拾えるように、落っこちないように

 

私の人生を大きく変えてくれた、ちょっと皮肉だけど

素敵な作家、エーリヒ・ケストナー

これからも、たくさんのことを教えてくれるにちがいない。

わたしもずっと、子どもの頃を忘れないでいたい、そんな大人になりたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

改めて聴くとぐっときた話

優しいことは 忘れないでいる
いつだって さよならのあとには

似ているものを 思い出してみる
知らないことばかり 数えてさ

素直なままで 君に話せたら
暖かなメロディだけがきっとこの街に降るだろう

夜のふたり 朝のにおい
ぼやけた視力で 探り合っている
届きそうになるのは 息を止めてしまうから

夜明けのドア叩いて こうならないように歩いてきたのだ

 

分け合ったかけら 大きい方をあげよう
甘いクリーム ちゃんと好きだよ

夜にそっと針を落として 寂しいニュースがやってくるまで
君を待っていたのさ 君を待っていたのさ

夜のふたり 朝のにおい
綺麗な手と手で 探り合っている
うまく言えないのは 息を止めてしまうから
朝がこない この街のすべて

夜明けのドアを叩いて こうならないように歩いてきたのだ

たとえば二人 落ちてきた天使
どこからやってきたかも忘れてさ

Cakes/Homecomings

 

 

夜にそっと、からの音が増えて豊かな感じがすごくすきなんだよなあ