すいかの匂い
楽しい時間をどれだけ大切に過ごしても
時間は否応なしに過ぎてしまう
過ごした時間より、終わってしまうことに目が向いてしまうのはいつもわたしの方だ
別れ際にはだいたい
また次の楽しみのためにがんばろうとか、
そういう励ます言葉をかけてくれている
わたしの方は、返事はしつつもそれどころじゃないんだと
今、かけてくれる言葉を思い出せないことで気付かされました
22ヶ月という時間をかけて、わたしとこうちゃんは
楽しめることや話せること、見せられる顔が前よりずっと増えました
とても嬉しくて思い出すだけで頬がゆるむ
これからも、少しずつ積み重ねていけますように
ps.『すいかの匂い』は、江國香織さんの短編小説です。私はとてもすきです。