成長したと思うこと
気がつけば学校にはもう先輩はいなくて
あっという間に大学四年生になっていた。
当たり前のように起こる理不尽なこと
泣きたくなるようなこと
それらの全てに感情を入れない術を
四年間の間に身につけたらしい
良くも悪くも。
優柔不断はあまり変わらない。
意思がないときもある。(行きたいとこ食べたいもの)
でも、変わったこともある
揺るがないことが増えた。
やりたい気持ちを大切にして動けるようになった。
周りがどうとかではなくわたしが思うように、思いやりをちゃんと人に向けられるようになった。
読めるものが増えた、話せることが増えた。
求められたら誰にでも最適解を出すように頑張るようになった。
大学生活でわたしたち成長したね、って笑いながら話した。
人格の完成が100だとしたら
彼女は、なりたい自分に3くらい近づいたかな、と珍しく自信なさそうに言った。
らしくないなと思って、わたしは7くらいは近づいた、と自信をもって言ってみた。
人格に完成はないと思う、でも限りなくなりたい自分に近づくことはできる。
これからもきっといっぱい揺れて悩んで選びきれなくなるときがくるんだろうけど、今まで出会った人、読んだ本、偉人の言葉があればなんとかなると思う。
大人になって楽しいが増えた、とてもしあわせだ。